うん。

さっき、某本のレビューを読んでたんですよ、mixiの。

みんなすごいね。批評家だ。

構成がホニャララ…。

広告戦略がホニャララ…。

日本の文学レベルが…。

日本人の読解力が…。

たしかにそうだ。

あの本は泣き要素、恋愛要素のいいとこ取りで、

編集力とデザイン力、プロモーションの結果の大勝利だといってもいいと思う。

でも駄作だとか、子供だましだとか、単純だとか。

そういうネガティブな思いは全くない。

軽く泣いたし、感動したし。

いいじゃないかよ、子供だましでも。単純でも。

感動すれば。

別に構成が浅いとか、ありがちだとか、

ネタがありふれてるとか、いいとこどりだとか、

装丁デザインがいいだけだったとか、



文章が表す思いには関係なかろうが。

別にその辺の評価が低かろうと、感動するものは感動するよ。

逆にその辺がシンプルなのに感動させる事の方が難しいのではと思うのだ。

ありふれたもの、簡素なもので一流なものほど難しい。

塩ラーメンと一緒。

高級食材使ってるからそのラーメンが旨いとか、

おしゃれなどんぶりで食うからそのラーメンが旨いとか、

そんなことは無いはずだ(まずくはないだろうがね)。

気分的なものは否定しないけど。

本も、その評価は

怒ったか、悲しいんだか、ハッピーになったか

何かしら心が動くことが評価に繋がるのではと思う。

構成・要素・デザインは関係ない。もしくは

結果論、プロの仕事だ。

装丁デザインした人も、あの本を大々的に広告しようとした人も、別にただ金儲けしようとして適当にあの本をチョイスしたんじゃなくて、「これはいい」「みんなに読んでもらいたい」と思ったからこそ、頑張ったのではないか?

そういう風に人を思わせるものってのはそうは無いんじゃない?

少なくとも僕には創りだせないと思う。

子供だましに騙されなくなったら人生つまんなくなる気がしない?

子供と一緒にハリポタ観て、大興奮したいじゃんか。

子供と一緒に砂場で大はしゃぎしたいじゃんか。

素直に「いいものはいい」、と言えるようになりたいなぁ。

僕も何かとスペックとか、ブランドとか気にする傾向にあるんで、割と。

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