リスクテイクについて。

新型nano(5th)が動画しか撮れないことにびっくりなフジカワです。生活するうえでのシチュエーションを考えるとどう考えても静止画のほうが重宝しそうなんだけどなぁ。

とりあえずやってみたらいんじゃね?と軽々しく言ってみる。

リスクマネージやリスクテイクについては最近良く言われてるけれども、
ちょっと興味深い記事を発見したのでメモ。

リスクテイキングをしないことが
最もリスキーであることは、
歴史が証明する真実である。

「どんなリスクをとるか?」が、
スマートなマーケターの腕の見せどころである。

アメリカでは、たとえ失敗したとしても
1番最初に何かをやった人は
失敗したけどエラかったねとほめらる。

アメリカは失敗を経験と考える。

この点に関連して大柴さんがショッピングモールで
見かけたエピソードで、母親が自分の子供に対して
「あなたはリスクテイクしないから失敗するのよ」
と 叱っていたというお話もありました。

そしてこの点に関してセミナーに参加されていた
広告主と思われるお方が以下の様な発言をされていました。
日本の広告主はリスクを恐れやすい様に言われるが、
広告主の立場からすると「リスクを見えるようにしてくれ」と思う。
あたかもリスクが無いかの様に提案してくる会社が多いことが
問題である。新しい手法だからイイですよと言われて
簡単に「はい、やりましょう」とはならない。
日刊・世界の広告クリエイティブ: ソーシャルメディア。

リスクは避けるものであると同時に、
その向こうにある何かしらの成功報酬を得るために果敢に挑むものでもあるのですね。
ただしその際は上記にもあるとおり、
1.しっかりとリスクの内容をオープンにして
2.ステークホルダー達の中でその内容を把握
3.上手くいかなかったときのフォローまで見越して
挑戦する必要があります。

開拓精神が旺盛なアメリカでは「チャレンジ」という決断と実行に大きな評価を与えます。
それを繰り返しながらこの短い歴史の中であの地位を築いたのです。

一方日本はというと、地に足着けて生きていくという農耕民族的国民性もあり、
「あまりリスクを負ってまで挑戦しない」傾向にあります。
たしかに提案側が提案内容の裏に潜むリスクのことをクライアントに隠したがる傾向があるのは確か(両方の立場経験あり)。
で、提案を実施して失敗すると、とんでもないリスクがいきなり降りかかってくる、と。
それが続いた結果の考えとして、「リスクは最初から負わない」、良く言うところでの「一歩一歩着実に」戦略を選択するんでしょうね。
日本人って「ウサギとカメ」の話が大好きだし。しかもカメ肯定万歳。「アリとキリギリス」でもアリ肯定万歳。
ま、「クライアントがリスクを嫌うから提案側がリスクを隠す」のか、「提案側がリスクを隠すからクライアントがリスクを嫌うようになった」のかは、卵とヒヨコ論になってしまいますが。

ただ、引用文内にもある通り、次世代ビジネスピーポー達はリスクを負うことの大切さをしっかりと理解し始めている感じもします。逆に言うと、「そうしないと先がない」、「これからのスタートアップを考えるとそれ以外のオプションはない」のかもしれません。

というわけで色々とジリ貧の日本株式会社も、そろそろリスクを負って何かを始める時ではないでしょうか?
とりあえず手始めに国家防衛戦略分野でアメリカと手を切る、とかさ(極端だけど)。
ドラスティックな決断が未来の混沌につながり、その先には今の不況なんぞ軽く吹き飛ばすヒト・モノ・カネの高い流動性の新芽が芽吹くハズ。

きゃー、自分で言っておきながら怖すぎるー。
想像しただけで尿漏れしちゃう。
やっぱり農耕民族には難しいのかも。

コメントを残してみる

コメント