真・充実の三年間(知人の投稿です←自己保身)

一年目。練習が終わって帰ろうとした僕を、顧問の藤川が呼び止めた。

「倉本、ちょっとこい。」

分厚い唇の端が卑猥につりあがる。浅くかけた眼鏡の奥、澱んだ眼球が鈍く光っていたのを僕は忘れない。

2年目。藤川によってすでに開発されつくした僕の肉体は、藤川のそれだけでは満足できなくなっていた。

練習後、部員達の欲望の処理を進んで引き受けた。このころから僕らの野球部は急速に力をつけていく。

3年目。甲子園の出場をかけた県大会の決勝戦、僕らは敗れた。結局僕は、一度も試合に出ることはなかった。

だが後悔はない。僕はみんなの役に立てた。野球はグラウンドだけでやるものじゃない。僕は練習後の部室で、確かに野球をしていた。

そう。みんなのバットとボールで。

5個のコメントあるよ

  1. 貴方が団鬼六の遺伝子を受け継いで、文学史、文壇史に残る傑作を世に送り出し、日本に唇旋風がおこり、特に性の処理に問題を抱える旅人達のバイブルとなり、バックパックに1人1冊になる日が来る。

    わけない。何書いてんだ。あんた。

    Takがあゆみちゃんを恐れてミクシィを休んでるのが惜しいな。

    あと、いい加減写真貼りなよ。貼らないの、こだわり??

  2. 投稿作品でつ。作者はご存知、平成の大文豪、夜のキングスクロスで交通整理をし、タイではネイティブにタイ人と勘違いされた男でつ。わしにゃこんな文才ねーよ。残念ながら。

  3. いや、特に乗せないこだわりもないけども、乗せるこだわりもない。そのうちね。家のパソにはグラフィック系のソフト入れてなくてさ。でもこのトップの画像も頑張って作ったんだよ。ドッドで白い点打って字書いたんだから。

  4. あー、AUSでも大都会のシドニーで、TPOって何?的な服装をしていた君の弟かぁ。お兄ちゃんの為に良い文章を頑張って書いたんだ。

    F君ならこれ見て別の意味でカキそうでうすね。

    F君あんなに嫌ってた関西に行ったぽいね。

  5. ニガーと関西を心底憎むF君は水曜日に旅立つそうです、あの世に。

    電話で本人に確認をとったところ、日曜の予定を大人の都合で水曜日に延ばしたそうな。

    生理かな。

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