実験だったり、備忘録だったり、脳外ストレージ。

最近はどうにも息が詰まる。

ニュースも見ててもイージス艦衝突事故、朝青龍失言問題、食料偽装問題などなどの、バッシングばかり。

いや、当然悪いんですよ。

どんな理由があろうとも最終的には艦長には全ての現場責任があるわけで、なにかしらの罰則は免れないだろうし、

朝青龍も口が過ぎる。日本文化の根幹となる部分を担うものとしての自覚が足りなすぎ。

食料も「まだ食べれる」「もったいない」ではすまない。健康を害する薬物なんてもっての他だし、消費期限の偽装も安全をおろそかにしすぎ。

でもさ、

やっぱりちょっとやりすぎだよね。

昨日もニュースをみてて感じたんだけども、記者会見でのイージス艦艦長への質問内容がくだらなすぎるのです。

・こういった事態を招いた原因はなんだと思うか

・今後はどうするべきか

ということではなく、

・この事態の責任はどこにあると思うか

・なぜ事故を防げなかったのか。

などという「バッシング対象」を確定させるための堀埋め作業なんだもの。

まぁ、さっきも書いたけど間違いなく艦長に責任はあると思います。

艦内におけるいかなる事件、事故、不正も、全ては艦長の責任。

学校内における校長先生、企業内における社長の責任と一緒。

しかしながら、あの記者会見はとても潔く、見事なものだっと思う。

世間における自分の状況を把握し、それでもかつあの対応をできる人なんてそうそういないんじゃなかろうか。

まさに日々の精進とトレーニングで心身共に鍛え上げられ、「日本を守る」という誇りをもった人間の対応であると感じました。

少なくとも不祥事の際にコンサルを雇って記者会見の予行演習をしちゃうようなナショナルカンパニー（松下電器という意味ではないよ、いわゆる大手企業という意味）よりはるかに心に届くものがありました。

みんなカツカツなんではないだろうか？

学校で、会社で、社会生活で、周りが自分に求めてくるものがあまりに大きく、

それに対応するだけで息が詰まる毎日を送っているのではないだろうか？

自分のキャパめいっぱいのサービスを周りに提供している分、

自分もその欲求をフルに満たすためのサービスを周りに要求しているのではないだろうか？

巡り巡ってその繰り返し。

酸素の奪い合い、みたいな。

それじゃぁみんな疲れちゃうよ。

オーストラリアを見てご覧よ。

レストランでオーダーしても一時間音沙汰無し、これ普通。

集合予定の一時間遅れ、これ常識。

夕方5時10分にパブには親父ども大集合、これ当たり前。

困ることもあるかもしれないけど、他人を許すことで自分も許してもらえることもある。

清水には魚も住まないなんて良く言ったものです。

大小関わらずの不正・偽装・事故・その他全ての不幸な出来事。

それらが一切ない世界なんて、多分ない。

一点の曇りも許されない純白な世界には人間は生存できません。

自分にとって良かれの行動だって、誰かにしたらネガティブなこともある。

そういう意味では僕だって毎日何か汚れを排出してる。

それでもみんなの毎日は動くし、明日はやってくる。

それでも僕は良かれと思うことを今日も続ける。

後ろの車に舌打ちされても、路地から出てきた車は入れてあげる。

あまり叩きなさんな。

それよりもっと優先順位高いものあるでしょ。

日本の借金どうするの？

食料自給率の低さどうするの？

排出量増加するCO2どうするの？

純白の世界を目指してひとりのワルモノ叩いてる間に

100倍のスピードで借金と食糧不足と煙で首回らなくなるよ。

うん、また訳わかんなくなったけど、最後に一つ。

ニュースキャスター、あまり自分の意見をしゃべりなさんな。

分かってると思うけど、それ聞いて鵜呑みにする人、いっぱいいるんだから。

流暢に話すより、ゲストの意見を上手に引き出すより、

思考停止してる視聴者の脳を活性化できる人が

ほんとの一流のニュースキャスターなんじゃなかろうかと昨日思った。