芯のある主人公と芯のある俳優

お倒れになる直前まで日本の象徴として公式行事に出席されていた昭和天皇の事を考えると、そろそろ天皇定年制を導入してはいかがかと思うフジカワです、こんにちは。陛下と皇后だってゆっくりとおじいちゃん・おばあちゃんをしたいじゃないかと思うのです。

ほとんど観てなかった今クールのドラマ

さて、最近ドラマ観てます?
僕はほとんど観てないのですー。いや、嫌いではないんだけど、録画してまで、というわけでもないのです。
なのでテレビを点けてザッピングした時にやっていれば観る、程度な感じです、最近は。
で、ちょっとしたドラマのニュースがありまして、

[シネマトゥデイ映画ニュース] 全国に店舗を展開するTSUTAYAのウェブサイトTSUTAYA onlineで、もう一度見たい春ドラマを決めるユーザー投票が行われ、木村拓哉主演のテレビドラマ「Mr.BRAIN」を抑え、天海祐希主演のテレビドラマ「BOSS」が堂々の第1位に輝いた。
もう一度見たい春ドラマ第1位は天海祐希の「BOSS」!キムタク主演の「Mr.BRAIN」は2位 – シネマトゥデイ

ですって。
んで、そのユーザー投票で同時に行われたアンケートによると、
主演男優賞:木村拓哉「Mr.BRAIN」
主演女優賞:天海祐希「BOSS」
助演男優賞:竹野内豊「BOSS」
助演女優賞:戸田恵梨香「BOSS」
作品賞:「BOSS」
という結果。

今クールは評判的にも視聴率的にも「Mr.BRAIN」の一人勝ちかなーと思ってましたが、そうでもなかったんですね。
僕は「Mr.BRAIN」は1回、「BOSS」は3回くらい観ました(笑)。
で、それしか観てない僕が言うことなのでほんと戯言程度に聞いてくださーい。

主役は芯のあるキャラクターが大切

昔のフジ月9でトレンディードラマを見ていた年代の人達(10代後半~20代前半)が今も変わらずドラマを見続けているとすると、社会においてもそれなりのポジションに立ち、それなりの人間性を求められる年代になってます。
かつてのようにチャラチャラしてもいられず、かといって役職者ほどの権限もなく、みたいなポジションでしょうか?
恐らく彼らはBOSSの天海祐希演じる「芯の通った刑事」役に憧れを抱いているのではないだろうか、と思うわけです。実社会ではいまいち上手くいかない、「正しい事は正しい」、「間違いえている事は間違えている」と言える強い人間に憧れて、ドラマを観ている気がします。別に「刑事役だから」というわけではなく、ドクター物でも、スポーツ物でも何でも同じ。強い意志を前面に出しにくい時代だから、それを堂々と実践するキャラに憧れる、という図式。
そりゃ「24」も大ブレイクだっつーの。ちょっと乱暴なくらい強烈に芯の通ったジャック・バウアーが人気が出ないわけが無い(僕も好き)。
そういう「キャラ勝負」な意味では最近のドラマは「マンガ化」してる気がします(別に悪い意味ではなくね)。

芯のあるキャラクターは芯のある俳優に

んで、その「芯のあるキャラクター」なんだけど、これはどの俳優にも出来るわけではないと思うのです。いや、キャスティングとして振る事はお金と政治のパワーゲームでどうにでもなるんだろうけど、「ちゃんと演じられるか否か」という意味で。
そういう意味では天海祐希は上手くいった。演技は当然として、やっぱり舞台で身に着けたオーラがあります。そういう俳優ってすごくカッコイイ。見た目じゃなくてね。桃井かおりとか、竹中直人とか超カッコイイ。小日向文世、阿部サダヲ等々。真剣に芝居と向き合って、楽しようとしないで一歩一歩やってきた積み重ねが滲み出てる。ジャニーズにはちょっと無理。仮に俳優としての力がある程度あったとしてもジャニーズのフィルターがかかっちゃうし。歌と踊りとバラエティーもやらなきゃだから結局二足の草鞋できるほど役者は甘くない。
芯のある役には芯のある俳優が必要なんです。

結局はバランスか

ま、全部が全部一流役者で、芯のある主人公ドラマだとそれはそれで面白くないとは思います。軽いものもユルいものも、スターなものも必要ではあると思いますが、もう少ししっかり作ったドラマをもう少し観たい僕なのです。
年齢・性別別のドラマ視聴者層分布図が欲しい。なーんか、今の若い子はドラマなんて観てないんじゃないかなーって気がするんだよ、なんとなく…。

兎にも角にも、次クールは「救命救急24時」楽しみなフジカワのどうでも良いエントリーでした。

ではでは。

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