年末年始にThunderbirdのメールがふっとんだ件

最近、無性に部屋のものを減らしたくて、服とかバッグとか、本とか、使わなくなったガジェットとかの処分に走っているフジカワです。こんにちわ。

ん?メールがないぞ?

ある朝、メールを確認したら履歴が出ない。自分宛てに送っても届かない。
今まで他人のそういったトラブルを「ふふふ~ん」と見てた罰が年末になって襲ってきた。
これは大変だ。洒落にならん。
というわけで、復旧を試みる。

要約ファイルの破損ではない

軽く調べてみたところ、受信したメールの保存場所は
ツール > アカウント設定 > サーバ設定
の下のほうにある「メッセージの保存先」というところにあるらしい。
のぞいてみると色々あるファイルの中に
・Inbox
・Inbox.msf
というのがある。
前者が受信メールそのもので、後者は要約ファイル。
thunderbird(以後TB)では要約ファイルの破損がまれにあるらしく、
1.アプリ終了
2.要約ファイル(Inbox.msf)を削除
3.アプリ起動
という手順を踏むことで要約ファイルが再生成されてメールが復活するケースがある、との事。
ちなみにこの一つ上の階層にいくと受信トレイの中に作成してるフォルダごとにこのInboxが作られてることがわかる。
というわけで、早速祈りと共に上記手順を行うもメールが復旧されることがなく、落胆。

検証用マシンのTBでインポート

Inboxのデータ容量を見てみるとギガクラスの容量になっているので、受信したメールのデータそのものは残っている様子。ただ表示側に出てきていないだけなのでは、と疑ってみる。
じゃぁ、ほかのTBでこのデータを読んでみたらどうだろう?ということで、隣の検証用マシンで挑戦。
っていっても、TBにはエクスポート機能がない(何故無い?)。
よって、先ほどのinboxとinbox.msfをそのまま隣のマシンの同じ階層においてみる。そして恐る恐るTBを起動してみるも、メールデータは読み込みされずまたもや作戦失敗。

OutlookExpressで読み込んでTBでインポート

TBはOutlookExpress(以下OE)からのインポートなら受け付けてくれるので、
なんとかOEでこのInboxを読み込むことができないだろうか?
しかし、TBとOEではメールの保存形式が違う。TBはmbox形式(受信メールが何本でも、一つのファイルとして保存)、OEはeml形式(1メール1ファイルで、受信メール数分のファイルをフォルダに格納)である。
そこで出番になるのが、emlXtracter 。これはmbox形式の受信メールをeml形式に変換してるというすぐれもの。これで変換する。ここで注意しないといけないのは、保存場所に必ずフォルダを用意すること。適当にデスクトップに保存した日には、数百、数千のemlファイルがデスクトップにところ狭しと並び、シュールな光景を目にするはめになります。ちなみに私の24インチワイドのデスクトップは壮絶なことになりました…。
メール数にもよるだろうけど、変換には結構時間が掛かります。私は1ギガちょいの容量で30分ほど掛かりました。
さて、読み込ませるOEですが、メインマシンはvistaなためOEは使えない。そこで、eml形式のメールデータをお隣の検証マシンに移動し(検証マシンはxp)、そこでOEで読み込み。受信メール一覧のウィンドウにドラッグすれば読み込んでくれます。
続きまして、その検証マシンのTBを起動して、
「ツール」 > 「設定とデータのインポート」
でOEからインポートを実行。

やったー!!キタよ、キタよママーン。読めなかったメールが読めたー!!データが残ってたー!!
というわけで、作戦成功。

TBからTBへのメール移動

あとは検証用マシン内のTBからメインマシン内のTBにメールを移すのみ。
さっきは逆の流れでメールの移動ができなかったが……できた。うは~、出来た!!

これで晴れてメールの復旧は無事完了。
受信トレイの中には8つほどフォルダを作成して整理してたので、あとはこの手順を7回繰り返せばよい。
面倒といえば面倒だけど、メールが復旧することに比べれば屁のカッパである。

まとめ

とまぁ、なんとかかんとか今回の危機は乗り切ったものの、いつまた同じトラブルが発生するとも限らない。
vistaの純正メールクライアントはなんとなく使う気になれないので、今後もTBにお付き合い願うつもり。
よって、今後は頻繁にメールもバックアップとっておきゃなかならんな、と決意新たにする昨年末のトラブルバスターなお話でした。

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