負傷兵|北国にて

明日からクールビズなフジカワです、こんにちてゃ。「こんにちは」と打とうとしたら入力ミスになりましたが、なんだかかわいいのでそのまま流します。

北海道の降雪は半端ないです。

パネーです。別の言葉で言い直したのは言いたかっただけだからです、すいません。
北海道における除雪というのは相当にしんどいわけですが、
毎日の除雪作業で負傷するのは
腰を痛めたり滑って転んで骨折したりする人間だけではありません。
道具もまた負傷するわけです。
・雪の重さに耐え切れず木の棒が折れる
・人がガッガッとあまりに強くやっちゃうので、こらえきれずに割れる
・長期に渡り外に放置されるため、錆びてしまってもろくなる
などなど、ひと冬で負傷する道具達も多いわけです。
通勤途中のゴミ置き場にそんな負傷兵達が終結しており、
なんだか物悲しくも、その一方、どこかポップな感じがしていたので撮影。

1 負傷兵|北国にて
ごっちゃり。

2 負傷兵|北国にて
取り外された取っ手と木製の柄。

3 負傷兵|北国にて
スコップの部分。プラスチック製は以外に割れやすく、無茶するとすぐに欠けたりヒビが入ったりします。

4 負傷兵|北国にて
通称「ママさんダンプ」と呼ばれるものです。スコップよりも一度に沢山の雪を運ぶ事ができます。ただし欲張って深く掘り進めると途中で手首もしくは自分の腹部を痛める原因になります。僕はあまり好みません。

5 負傷兵|北国にて
子供用のスコップ。子供の頃から「除雪」の大切さと大変さを教えるために子供にも真似事をさせるのに良く使われますが、除雪という意味ではほとんど役に立ちません。大人用のスコップを扱えるようになって初めて、一人前の戦士として前線に駆り出されます。

ご覧の通り色とりどりです。
恐らく吹雪の中でも目立つようにだったり、お隣のものと間違えて持ってったりしないようにこんなカラフル加減なんだと思いますが、こうしてみると随分ポップな感じです。
構図と光を頑張れば現代アートにもなりそうですね。ちょっと社会風刺、みたいな。

んで最後におまけ。
ちょっと切なくなりました。
6 負傷兵|北国にて

おわり。

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