こんなクルマでラウンドしたかったなぁ|ワーホリログ番外編08

新型フォレスターのプロモーションCM。
世界5大陸10万キロを走破する様子をサイトやCMを使って発信。
手始めはオーストラリアからスタート。
赤茶けた広大な大地がいかにもという感じでお誂え向き。

ラウンドとは

タイトルの「ラウンド」ってのはワーホリ用語でオーストラリア国内の旅を指します。
オーストラリア全土を効率よく旅しようとすると「大陸をぐるっと一周する」感じになるから「ラウンド(周回)」と呼ばれています。
ちなみにワーキングホリデービザでカナダに行っていた某小松君から聞いた話だと、カナダ国内を同様に旅することを「アクロス(横断)」と言うそうです。

そのラウンド、移動手段は人によってバスだったり、チャリだったり、自分で現地購入するクルマだったりとさまざまです。
で、僕が選択したのは自分のクルマ。好きなところに行って、好きなところで泊まって、好きなところで写真を撮りたいから、というのがざっくりとした理由。あと、前に来たときにバスは乗ってるから、ってのもあるか。
そんなこんなでこのクルマを購入。
20121115 01 こんなクルマでラウンドしたかったなぁ|ワーホリログ番外編08
まぁオンボロにも程がありまして、
・走行距離35万km。
・灼熱大陸にも関わらずクーラー故障。
・とびきり重いステアリング。
・オーディオはテープのみ。
・クッションの針金が飛び出してて、刺さるシート。
・アクセルベタ踏みでもいいとこ160km/hで頭打ち。
・フレームの歪んだ車体。
そんなクルマ。予算の都合上しょうがない。無い袖は振れない。
旅の途中からは何かの修行かと思ったもの。
「旅は楽しむもの」であることを忘れて「(スタート地点のケアンズに)無事に帰る」ことしか考えてなかったもの。

で、たとえばこのフォレスターでラウンドできたらどんだけサイコーだったかな、とCM観ながら思ってさ。快適装備、安全装備のスーパーマシン(というほどでもないけれど)で、この国をラウンドできたらどれだけ楽しかったことか。昼も夜もぶっ続け、今ならiPodかなんかで好きな音楽を大ボリュームでどこまでも走っていける。

でも~、でも~、でもでもでもでも~OTL(略

このオンボロだからこそ経験できたこともあるんですよ。
街の中で急にエンジン止まって後続車どもにFワードの嵐を浴びて冷や汗かいたり、
車体フレームの激しいゆがみが原因で、激しく片減ったタイヤが急にバーストしたり、
電信柱に衝突してヘッドライト割れたり(これは僕が悪い)、
カンガルーの死体を跨いだら、骨が刺さってミッション壊れたり(これも僕が悪い)。

まぁ、若い頃の苦労を買ってでもしまくったワケで、それはそれで今となっては良いネタになっているので良しとしています。

いつかナラボー平原を高級車で走るのを夢のひとつにしました、今。
子供達が大きくなったら妻と二人で沢山お金もって行きたいです。

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