相棒
たまの旅行にはこいつを連れていく。
恐らく最初に連れ出したのは2003年にオーストラリアに行ったときだと思う。
理由は簡単。
僕が写真を撮るとき、僕は写真に写ることが出来ないから。
正確には誰かに頼んだり、三脚とタイマー使えば写れるのだけれども。
それはさておき、こいつとは結構色々楽しんだ。
国外だと既出のオーストラリア、タイ、ラオス、カンボジア等、
国内だととりあえず出かけるときは忘れずにな感じ。
でも途中から僕の代わりではなくて、こいつ自体が被写体になった。
旅先の人達と沢山撮らせてもらったり、
人間の僕には怖くていけないポイントに行ったり、
恥ずかしいことしたり、
とにかく好き勝手してる。
ただ、さすがに長い付き合いで、過酷な旅にも同伴させてることもあり、
遠目では分からないだろうけど、実は結構ぼろぼろで、毛もいいだけポソポソになってるのだ。
でもかわいすぎて洗ってやったりしてる。
アラサー(初めて使った、この言葉!)のいい大人、しかも男が
そんなことしてる姿、想像してみてください。
気持ち悪いですね。
でも一番気持ち悪がってるのは僕だ、間違いなく。
でもしょうがない。
大事な相棒なのだから。
今後しばらくは遠出する予定は無いからこいつも家でぽつーんと座ってるだけだけど、
最近降り始めた雪が解けるころには近場にお出かけしたいなと思うのである。
写真は4月にタイに行った時のもの。
成田でバンコク行きを待ってる相棒。
あ、大事なことを忘れてた。
こいつの名前はオレンジ。
今は薄くなったけど、昔はもっとオレンジ色だったから。