エレベーターのボタンをデザインするやつをここでひっそりと。

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NAVERまとめでこんなのを発見。
間違えやすい「エレベーターの開閉ボタン」をデザイナーたちがリデザインしてみた【JAYPEG】 – NAVER まとめ

みんなが使うエレベーター、誰もが一瞬迷ったり押し間違えたりした経験があると思うドアの開閉ボタン(あれ、僕だけ?)。そんなボタンをそれぞれのアイデアでリデザインしようという試みです。

これがなかなか難しい。
開閉それぞれのボタンの違いを出すために使えそうな要素は
・色
・大きさ
・形状
・立体感
・(バックライトの)明るさ
・二つのボタンの位置関係(上下左右/距離)
そしてもちろんボタンの中に描かれるピクトのデザイン。
パッと思いついたのはそんなところ。

で、ちょっとだけやってみようと思ってボタンのデザインを考えたのだけど、これが難しいわけです。使う人の多様性を考えると「開・閉」や「OPEN・CLOSE」という言語でボタンの意味合いを伝えるわけにはいきません。ボタンを押した時に「こうなるだろうな」と予想されるドアの動きを言葉以外のデザインで表現する必要があります。場合によっては視覚障がいをお持ちの方にもわかるようにする必要もあります。四肢に障がいを持つ方でも押しやすくするのも大切です。子供にも分かりやすく、お年寄りにも分かりやすく。

…はい、時間切れ。

で、書いたが上のラフです。

人間だもの(みつを)

個人的にはこっちが充実したほうが嬉しいなと思ったのが、ドアを物理的に手で押さえるアレ。
なんか結構やる機会が多くて疲れるんです。子供の頃は力が足りなくて挟まれたりもしました。
(余談ですが、あれを片手だけでグッっと抑えられるようになった時に自分が少し大人になったような気がしました。)
なので、そっちも解決したらみんな幸せなんじゃないかと思って。
ボタンの押し間違いってやっぱり発生すると思うんですよ、人間なので。
「ヒューマンエラーは必ず発生する」ということを前提に考えて、「じゃ発生した時にどうするか」という
アプローチ。
ちっちゃいボタンだと近くにいる人しか押せません。
ならばデカいボタンも付ければいいじゃん、という短絡的思考。
ドアの左右に上から下まで続くパネル状のボタンを設置し、それを押すとドアが開く。
これならドア付近の人なら誰でも押せるし、手でグッとドアを押さえる必要もなし。
技術的に可能であればボタンではなくてタッチセンサーのようなものならなお良いです。
混雑時に身体でボタンを押してしまうことも少ないだろうし、静電容量型(スマホの画面みたいなタイプ)ならば服の接触で反応してしまうこともありません。

ちょっと「あっ、危ないっ」って状況になったときに脊髄反射的に手が伸びるデザインにしておけば、ヒューマンエラーをカバーしやすいと思うのですがどうでしょうかお客様。

みんなの生活に溶け込むデザインって、ほんと難しいですよね。

ごめんなさい

本来であればイメージを丁寧に作ってJAYPEGに乗せるのが筋なのでしょうが、ここから先を作り進める元気がないので今回はこちらでご容赦ください。
あと、すでにこんなエレベーターあったらごめんなさい(というかあったら超恥ずかしい)。

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