久々の日本人(日本1日目)
うはっ、帰ってきてしまった。
タイ人最後の日とか日記書きたかったのだが、
色々とありすぎてネットが後回しに…。
というわけで、14日から最終日までダイジェストで。
■14日(タイ8日目)
恐怖のソンクラン。
普段は屋台と出店がひしめくカオサンが、
イベントブースに早変わり。
至る所でズンドコいいながらシャボンやら水の掛け合い。
え?今来たばっかでバックパックが濡れちゃう?
そんなのかんけーねー(いや、マジで。)
カメラ持ってる?壊れちゃう?
当然そんなのかんけーねー(いや、マジで。)
ポッケの中のお金が濡れちゃう?
知るかー、ボケー。
現地テレビ局も、カメラをゴミ袋にくるんで、
かつ、がっちり手にガムテープで括り付けて撮影しておりました。
夜は爆睡。
■15日(タイ9日目)
カオサンの恐怖から逃れるように、タイから西に200キロほど離れた町、
カンチャナブリへ逃避。
目的はタイガータイガーじれっタイガー。
なんと虎にさわり、虎と写真を撮れるという寺、
その名もタイガーテンプルへ。
まぁ、虎はいるけど、寺は見あたりませんでしたが…。
お坊さんはいました。ギリギリで。
あとは映画「戦場にかける橋」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E5%A0%B4%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%8B%E6%A9%8B
の舞台になったクウェー川鉄橋へ。
本当は戦争博物館などがあって、そこらも回りたかったのだけれども、
時間の都合で断念。
とりあえず現地で拾ったトゥクトゥク(荷台に座るタクシー)のおっさんが良いやつで、
それに尽きた感。
移動の途中でオージー二人(おばちゃんとおばぁちゃんの親子)もパーティーに加わり、結局この町でもソンクラン(当然)の洗礼は浴びる。
座席が荷台(屋根はあるが、窓はない)のため、
路上からのみずは普通に直撃。
日帰りだったのでバンコクに戻るも、
宿に着くまでに当然再度水浸し。
「最終日だからそんなに激しくないよー」とか誰かが言ってたけど、
ぜんぜんウソ。
■16日(タイ10日目)
町に平和が戻ったと見せかけて、
昨日までバカ騒ぎしてたタイ人がちゃんと働ける訳もなく、
いつも以上にやる気がない。
ご飯を食べる店が全然開いてない。
明日には帰らなきゃなので、今日は一日お買い物。
この辺の買い物で必須スキルの「値切り」に関しても、
HPの残りを考えてそこそこの値段になったところでサクサクと購入。
ゲストハウスに戻ってからあまりのガラクタぶりと無計画さにがっかり。
■17日(タイ最終日)
夜のフライトに備えてエアポートバスをブッキングして、荷物のパッキング。
捨てるつもりで持ってきた中くらいのバックの代わりに、
結局どでかいバックパックと小さいバックパックで帰ることに。
同じく捨てるつもりで持ってきた服とか、身の回りのものを、
旅を続ける人たちに譲り渡す。
パッキングの後は、後悔の無いようにカオサンをうろうろしつつ、
ゲストハウスのスタッフ達にもお別れをいう。
空港に着いてさて、チェックイン!
……飛行機遅れとるがな。
ただでさえルーズなこの国の為に必要以上に早く空港に向かったのに、
(そんなときに限って予定通り空港に到着)1時間半ほど待たされる羽目に。
チェックインカウンターで貰ったバウチャーで飯喰いながら、
無駄に余った現地携帯のプリペイド分を消費すべく日本に電話したり、
買いもしないのに免税店をうろうろしたりして時間を消化。
そして機上の人へ。
日本からバンコクへ向かった際はあまりにも長く感じた6時間のフライトも、帰る時には現地で過ごした長距離バスのトレーニングのおかげで、余裕の爆睡と瞑想タイムに。
成田到着後、本来羽田ー新千歳の便だったので移動予定だったのだけれども、
バンコクー成田のディレイのおかげで便変更。成田発に切り替えてくれたので、羽田に移動することなく無事に新千歳へ。
結果的にはちょと楽をさせてもらう。
ありがとうANA。
というのがだいたいの旅の中身。
まぁ、疲れたり癒されたりで忙しい毎日だったけれども、
やっぱり「行って良かった」という感じ。
人はいいねぇ。
景勝地も良いけど、向こうで会う色んな人との出会い(日本人含め)があるから、旅はおもしろい。
今回もイカれた人にたくさんあいました。
ゴーゴーバーから手ぶらで帰ってきて翌日しこたま後悔してたやつ。
ゴーゴーバーで「俺、一人で残るわ」って行って翌朝帰ってきたやつ。
アユタヤ行ってんのに、暑すぎてふらふらしてたやつ。
カオサンで家もなく普通に乞食みたいだったやつ。
絵に描いたような関西人でベトナムのATMでスキミングされてたやつ。
休学して来て、これからシルクロード横断してイスタンブール行くやつ。
タトゥー消しに来たのにキャッシュカード紛失してたやつ。
インドの2週間のうち、10日位入院して毎日ケツに筋肉注射打ってたやつ。
ロングステイ先候補を調べに来てたくせに毎日涼しい喫茶店行ってるやつ。
写真家でいっぱいポジフィルム持ってるのに、カメラ壊して余してたやつ。
アメカジ古着の買い付けなのに、なぜかアメリカじゃなくてタイに来たやつ。
まぁ、とにかくアホみたいなのがいっぱいいて、
本当に楽しい時間でございました。
ぼくは日本人であり、アジア人であり、地球人です。
どこにいっても自分の星の人間で、みんながそうです。
たいがいは身振り手振りと笑顔で乗り切れます。仲良くなれます。
生きるエリアのちょっとした違いがスパイスになりつつ。
現地で仲良くしてくれたみんな、どうもありがとさん。
いつか北海道にくることがあれば連絡ください。
気が向いたらほんとうのススキノを案内します。
ただしピンポンショーは無いと思われるのであしからず。
了
おかえりなさい
あれは今でも後悔です