IEの牙城が崩れる欧州ブラウザ事情とWidows Update
最近知らない人からtwitterでフォローされてるフジカワです。直接的な害はありませんが、少しだけ気持ち悪いというのが正直なところ。特に海外とか。スパムっぽいのとかってどうすればいいのでしょうか?
IEがバンドルされない欧州Windows7
先日2009年6月11日、Microsoftは次期WindowsOSであるWindows7欧州版の出荷にあたり、IEのバンドルをしないことを発表しました。これは欧州の競争法(独占禁止法)に接触する可能性があり、欧州委員会から制裁金が課せられるリスクを避けるための措置としてとられた対応です。
子供のような対応
本来欧州委員会はMicrosoftに対して、「ユーザーがブラウザの選択をできる機会を提供する」という方向で話を進めたかったはず。
それなのに、Microsoftの返答は「IEはバンドルしないでWindows7を出荷します。(ブラウザは何も入らないことになるけど、みんな頑張ってね。昔みたいに雑誌の付録CDからブラウザをインストールしてね)」
というもの。
子供か、あんたらは。
しかも実は
欧州委員会は遡ること5ヶ月前の今年1月、Microsoftに対して「ブラウザなしのWindowsではなく、候補画面を通して消費者が複数のブラウザから選択できるようにする「バロットスクリーン」方式を検討してくれ」と提案していました。提案と言っても、行政命令前にできるギリギリレベルの圧力的な提案だと思われます。
なのにMicrosoftのこの回答。
子供か、あんたらは。
僕は当然欧州委員会の味方
どうでもいい人達にとってはかなりの勢いでどうでもいい問題だと思わる本件(笑)。
また、かつてのGMのように傲慢なビジネスをするMicrosoftのやり方を毛嫌いする人達はアンチMicrosoftという理由で欧州委員会の味方なはず。
僕は当然Web業界にいる身としてIEの撲滅を願うので欧州委員会寄り。
でも現在MacOSからWindowsOSに乗り換え中の身としては以前みたいに強く言い辛いところがあるなぁ。
ちょっと待てよ?
でもちょっと思ったんだけど、Windows Updateとかどうするんだろう?
普通にサイトをブラウズするだけなら基本的にどのブラウザでも問題ないんだろうけど、UpdateするときってIEじゃなきゃいけませんよね、今は。
そういうこと?
実はMicrosoftがIEにこだわってる理由はこの辺か?
単に他メーカーへの意地悪だったり、理由なく排他的にしたいゴーマニズムからではなく、システム絡みでIEじゃなきゃいけない通信系作業があるからIEにこだわってるのかもしれないなぁとたった今思った。
「IEがバンドルできなくなってシェアが落ちる」
ことよりも
「IEに最適化してたアップデート系システムを他のブラウザでも機能するようにしなきゃならないコストの発生」
を嫌がってたのかもしれないなぁ。
Windowsを使い始める準備中の僕はシステムの仕組み的にまったく詳しくないので、想像でモノ言ってますが。
実際のところ、ご存知の方いらっしゃいましたら是非ご連絡お待ち申し上げます。