ケビン|ワーホリログ051

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ケビン。本人は「KEV(ケヴ)と呼べ」と。

彼は畑ではなく、なんかの運搬の仕事をしてたハズ。
日の出と共に(むしろそれより早く)起きて、日が沈んだら寝る僕らとは違い、
彼はどちらかというとごく一般的な生活リズムだったので、なかなか遭遇する機会がなかった。
たまーに宿の共有スペースみたいなところでビールとタバコを楽しんだりしているところを目撃する程度。
さらにこの見た目だからなかなか怖い。

という理由で話すこともさほどなかったのだけど、
何かの拍子に少しだけ仲良くなって、一緒にドライブに行くことに。
なんだかどでかいクレーターを観に行ったのだけど、
それよりもこのおっさんと話をするのが楽しくて、
今では覚えてないようなどうでもいいようなことばっかり話してた。

無駄なことはぺらぺらと話さなくて、どちらかというと物静かな人だったけど、
今思うと恥ずかしがり屋さんだったのかもなぁ、とも思う。

もしくは日本からのこのことやって来た頭のおかしいバカ坊主にかまうのが面倒臭かったか。

後者でなかった事を切に願います。

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