現役は若い|ゼミOB会
どうした北海道?こんなに暑かったら北海道のメリットがないじゃないか!雪が降る分だけ分が悪いぞ(ま、メリットでもあるけど)。と不満なフジカワです、こんにちは。しかし暑い。
北海道では初のOB会
えーと、先週末に母校である某大学のゼミOB会に行って参りました。
私が大学を卒業してすぐに入社した会社の先輩にも同じ大学、学部のOBがおり、受付のお手伝いなんかも頼まれつつではあったのですが、適度にお酒も飲ませて頂き、非常に良い時間を過ごさせていただきました。
卒業後に上京した学生達が主催している東京方面のOB会は何回か開催されているようでありましたが、北海道でのOB会は今回が初めてとの事。
先生、まるで変わらず
最初私のところに連絡が来たときにはゼミのOB会ということで、同じゼミ出身の人達だけが集まるのかと思っていました。ところがどこでどういう風に話が変わったのか、いざ蓋を明けてみると半数近くは別のゼミ出身だったりしてて、こんなことなら僕の友人(同じ学部だけどゼミは違う)も連れてくれば良かったなーなんて思いつつ、良く考えたら僕に受付のお手伝いを依頼してくれた先輩も違うゼミ出身なんですよね。年齢もバラバラで、上は40代の方から下は卒業ほやほやの20代前半まで、幅広い層が集まりました。
会場となったお店の前では僕が学生のときとまったく変わっていない先生が「看板代わり」に一人ぽつんと立っておられました。
意外にも同期を発見
僕の代は僕を含めて3人が参加。僕らの世代は正直言ってあまり元気があったほうではなく、みんな好き勝手バラバラに動いてた印象があるので「なーんか誰もこなそーだなー」なんて予想をしてたくらい。なので思わぬ同期の発見にちょっと驚きました。当時はそれほど交流があった記憶はないのですが、それでも超久しぶりに会って、互いの近況や学生時代の話、当時の恋愛話なんぞをしているとやっぱり同じ時期に同じ環境で何かを一緒に学んだ人たちというのは大切な存在なんだなーなんてことも感じたり。
先生は酔うと面倒
先生は酔っ払うと面倒なんです(笑)。昔の恋愛話をし始めるともう止まらない。「俺は昔モテたんだ。今の女房にだって、『俺は他に生涯愛する女性がある。彼女とは死ぬまで会い続けるがいいか?』という宣言をしたうえで、結婚したんだ。それくらい愛されてた」とか酒を片手に熱く語りだすし。たしかにカッコイイのですが、そろそろお腹の脂肪をコントロールしないとヤバいゾーンに入っていますよ、先生。
本題
来ている方達は年齢も今の仕事もバラバラ。以前はデザインをしてたけど、今は色々な理由で別の仕事をしている人、今もってデザインでご飯を食べている人、アートでご飯を食べている人、何かしらその辺に関わって食べている人などなど。
で、「うーむ」と思ったことがあって(これが今回の本題なんだけど)やっぱり「人の雰囲気」って生業としてやっている事や、その周囲の状況が現れるなぁ、という事。
例えば、小学生の美術の先生をされている方もいらっしゃっててやっぱり「先生」というオーラがあるのです。物腰が柔らかそうで、道を聞いても親切に教えてくれそうな感じ、とでもいいましょうか、なんつーか、「せんせい」って感じなんです。
一方、現役でデザイン、どちらかというとアートに近い方の仕事をされてる方は圧倒的に「若い」。服装もさることながら、もう、雰囲気が違う。(乱暴とかそんなんではなく)エネルギーも猛烈にあって、アンテナ感度も全開。意識の矛先が「面白い(と自分が思う)もの」に常に向いている感じ。創作活動も今だ学生時代の頃と同じアトリエを使って、今の現役学生達と同じ場所や時間を共有していることも、その感覚的な若さを保つ要素になってるんだろうなぁ。
というか、恐らくはアート系のお仕事をされている方の多くって、そういう社会的な符号(年齢、職業、肩書き)にはほとんど興味ないんだと思います。だからこそ、アートというある意味浮世な事に時間と身を投じることができるのだろうし、そこに自分らしさを見出して、尊重して、そういう生き方を当たり前に選択するのだと思います。
他にも建築設計してる人はなんだか「シュッ」としてて、綺麗な直線を「サッ」と引きそうだし(実際はCADだけど)、専業主婦をされてる方は「ふわっ」とした感じがするし(実際は猛烈に大変だけど)、やっぱり今ある自分の社会的ポジションに合った雰囲気やオーラみたいなものは確実に出てるなぁと感じましたね。特にその方向で力を発揮している(しそうな)人は顕著にです。
色々な人の話を引き継ぐ
社会人になると、プライベートで新しい人達と知り合う機会というのはなかなか多くあるものではありません。
そういう意味では「学校」とか、「趣味」とか、そういうタグを中心にして発生するあつまり(いわゆるオフ会)というのは僕にとってはとても貴重で、特に「年齢のレンジが広い集い」というのは同じテーマでも普段同年代から聞く話とは違った内容の話を聞くことができるので、いろいろな意味で勉強になるなぁといつも思います。
かつてはこういう人間形成的な勉強は会社の上司にススキノに連行されて覚えていったものなのでしょうが、近年では「最近の若者は」的な感じでそういう風潮はどんどんなくなりつつあります。それが良いか悪いかは別として、それでもやはり世代を超えて引き継いでいくものってのがあり、それは「(目に見えて触れる)モノ」じゃないこともあると思うのです。たとえば「無形文化」だったり「暗黙知」だったり、「時間と空間を共有して伝え継ぐ」必要があるものだと思うんです。今はインターネットがそいう部分の引継ぎを肩代わりしている部分もありますが、もっとローカライズされた情報や、組織内の風習や文化、そいうものもちゃんと引継ぎしていかなきゃいけないですよね。
そういうものをバトンタッチする場所としてもこういう時間を有意義に活用したり、そんなことを肴に楽しめればいいなー、なんて考えながら帰宅したのでありました。
当日の運営準備された皆様、大変お疲れ様でした。お陰で大変楽しい時間を過ごすことができました。
来年もまた宜しくお願いいたします(笑)。
※業務連絡
ハムさん、セッキー、上記理由で参加できなかったのでした。また来月誘ってください。