ネイティブは非ネイティブにやさしいんだ|英語

JRAのゲームが楽しくてしょうがないフジカワです、こんにてゃ。あ、でた「こんにてゃ」久しぶりだ。ま、いいや。

先日、三木谷社長率いる楽天の社内公用語が英語になりました。
その発表会見で三木谷社長がさっそく英語でスピーチしていたのですが、
ビジネス系としてはやはり前向きに評価しているところが多いと思いです。
グローバルビジネス化への慣れや、国際的な考え方を身に着けるインフラ、海外赴任の事前準備としてなど、
会社にとってプラスに働く部分は多いと思います。
「英語の勉強が忙しくて本業がおろそか」とかは無しでね。

一方個人的な発露の場としてのブログやソーシャルサービスでは、
三木谷社長の「英語力」についての評価が多く見られます。
どちらかと「下手」であるという方向の話が多いですね。

著名なところでは

その楽天の社長たる三木谷浩史氏の… 英語が… その… とっても微妙です…。
ネット民、楽天の社内公用語を英語にするという三木谷社長の微妙な英語力を心配する – 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man’s Blog – BLOGOS(ブロゴス) – livedoor ニュース

とか。

そんなに下手でしょうか?
このくらいの英語力があれば、ネイティブの方達には十分に理解してもらえると思うのですが。
ネイティブは非ネイティブにとても優しいです。
相手がネイティブではないとわかると、ネイティブの方は真剣に耳を傾けて、「理解しよう」というスタンスで話を聞いてくれます。
それに比べたら三木谷さんの英語レベルであればネイティブは十分に理解できるはず。

ついでにいうと同じ非ネイティブ同士ならなおの事です。
互いに「英語勉強中」の身なので、相手を慮ります。そりゃそうです。「英語を学ぶ」のがどれだけ大変かわかってますかね。
そういう場合は相手が「?」ってなったら本当に丁寧に説明します。理解してそれを自信に繋げるのも英語上達の大切なステップなので。もちろん相手が「?」ってなる原因に、こちら側の語彙力、発音、イントネーションそういった理由がある場合もあるので改めて自分の見直しにもなります。

そもそも三木谷さんは英語で勝負しているのではなく、ビジネスで勝負してるわけですよね。
三木谷さんのビジネスが良いもので、それが「金になる」と思ったら、商談相手はいくらでも集中して話を聞きます。
さらに、英語の上手い下手ではなく、「その人がどういう人か」という部分が英語力の不足をフォローしてくれる場合も多々あります。
言語が通じなくても身振り手振り、しぐさ、振る舞い、そういった要素で十分に人となりは伝わります。
それで十分にビジネスが通る事もあると思うのです。取引条件も大切ですが、取引相手はもっと大切です。
三木谷さんくらいになれば、そういったところだけ通しておけば、後の事は部下がやれば良いのです。
彼の仕事は「僕はこういう人です。悪くないでしょ?」ってことを相手に伝えるだけだと思います、対外的には。
後の細かいビジネスについては部下がやれば良いのです。

英語で日々暮らすというのは、
・慣れる(外人が怖くなくなる←個人的にはかなり重要かと)
・海外の英文情報を取れるようになる(欧米発信の最新情報へのキャッチアップ)
・TV番組から欧米のユーモアを学ぶ(コミュニケーションスキルの国際化)
のような良いところがあるのかな、と思います。

そして、その良いところを使って自分を高みに持っていくのです。その道具なのです、英語は。
逆にいうと、その辺が自分の目的・ゴールに設定されていないのであれば、別に英語はいらないかも。
ま、あればあったで楽しいとおもいますけどね。

大切なのは「コミュニケーションを取ろうとする心」です。それだけあれば何とかなる。向こうも協力してくれます。
英語ができても「コミュニケーション取る気が無い」のであれば英語は無用の長物です。
どちらかというと、
「英語できない」→「コミュニケーション取れない」→「外人怖い」→「ビジネスにならない」

「英語できる」→「コミュニケーション取ってみる」→「外人もさほど怖くない」→「ちょっと話してみる」→もしかしたらビジネスになる?
くらいに変えるつもりで英語に取り組むのが良いのかもしれません。

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