地球の歩き方の使い方|ワーホリログ番外編06

最近
Amazon.co.jp: ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法: ちきりん: 本
という実に気になる本を出版されたちきりんさんの記事
Business Media 誠:ちきりんの“社会派”で行こう!:『地球の歩き方』の功と罪 (1/2)

を読んで思ったことメモ。

たしかにその通り。
どこの国に行ってもバックパッカー達の多くは地球の歩き方を手にしています。
夜行バスで見知らぬ街に朝方に到着しても、これがあれば何とかなる。
・とりあえず軽くご飯が食べられるところはあるか
・最寄の情報案内所がどこにあるか
・予算にあった今夜の宿はどこにあるか
・そこまではどのバスを使えばいけるか
そんなことを教えてくれます。

一方、多くのバックパッカー達が
・同じような動きをして
・同じような宿に向かい
・同じような景勝地を見て
・同じようなものを食べる
ようになるのも事実です。

でもまぁ、しょうがない部分はあるんじゃないかな。
なんせ海外は感性が赴くままに動くにはいろんな意味で心配な部分もあるし、
最低限のトラブルをさけるためには、ある程度の指針も必要。
欧米人のように潤沢なホリデー期間を使って試行錯誤できれば良いけれど、
できれば余計な部分に時間とお金を使いたくはない。
(むろんある程度は経験したほうが旅のスパイスにはなるし、それがバッパーの醍醐味とも言えるますが)

ただ、日本人だけがそうかというとそういう訳でもなく、英語圏の人々も「ロンリープラネット」という「地球の歩き方」的なガイドブックを使っています。
ただ、どちらかというとそっちのほうが情報量は豊富(だから被りが少ないのかも)。
とまぁ、結局みんな何かしらのツールを使っているわけで。

あとはこういった本をベースに、どれだけ自分の目と感覚を頼りに自分の旅をアレンジできるかって事が大事なのかな、と思いますけどね。いや、そんなことは百も承知でしょうけど。

知らんおっさんの車に乗ったらマックに連れてかれて大量にハンバーガーを食わされたり
知らんおっさんの車の乗ったらおっさんの家に連れてかれて夕飯をご馳走になり、そのまま泊めてもらい、本棚に「ホモセクシャル・ヒストリー」という本を見つけてガクブルしてみたり(おっさん独身)
公園で野宿してたら夜中にスプリンクラーが回りだして全身びちょびちょになって目が覚めたり
こ汚い格好でクリスマスに街をうろうろしてたら薬物更正施設の人にケーキごちそうになったり、
(ソースは俺)

と、ネタになりそうな体験というのは得てして「ちょっぴりレールから脱線したところ」にあるような気がしなくもないのです。
危ない目にあう危険性も孕んでいるので推奨できるようなことではありませんが、
せっかく身軽なスタイルで旅を楽しむのですから、ある程度は「自分の感覚と判断」という能力を試したり、磨いたりする時間にするのも悪くないんじゃないかな、と思います。

という事をするための「補佐的」な本として「地球の歩き方」や「ロンプラ」を使うのが望ましいのではないでしょうか。出版社の方達もきっとそういう思いで編集しているハズ。
というか、バッパースタイルで旅をする人たちが「地球の歩き方」どおりに旅をするとはよもや思わないでしょうし。
そのうち慣れてくると本も開かなくなります。結局最新の情報は現地で調べる必要があったり、現地の人に聞いたりするほうが楽になったりするからです。
それまでのつなぎとしてはやはり非常に重宝するし、ありがたい一冊です。

※あらためて言いますが、バッパースタイルの旅は危険も隣り合わせです。「これは危ないかも」という危険を感じるようであれば、誰かについていったりする事は絶対に避けましょう。ましてや車に乗ったりしてはいけません。後から面白おかしいネタになれば幸いですが、そうならない事も実際に発生します。今振り返っても、自分は幸運が続いていただけとしか言いようがありません。当時の自分はアホでした。神様ありがとう。

コメントを残してみる

コメント