3rdはやりすぎ、2ndがちょうど良い【iPod shuffle】

昨日はすごかったですね、WBC。仕事中だったので夜に一人で興奮していたフジカワです。今回は特別にヒーローはいなかった大会だったと思います。各試合、一人ひとりが何かしら活躍してたけど、通してのヒーローというのはいなかった気がします。僕は逆にそれが嬉しかったですね。みんな高校球児みたいでした。決勝にふさわしい試合で、9回裏の韓国も心から尊敬します。あれ、日本だったら同点にできていたかどうか。僕の中のMVPは村田です。

さすがApple。iPod 3rdは美しすぎる

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音声読み上げが話題の第三世代iPodですが、あのプロダクトデザインは美しすぎますね。引き算のデザインの結晶のような外観は、もはや削れるところゼロ、というところまでいってます。
シンプルな機能をデザインにまで昇華させ、これ以上ない、「機能」の「デザイン」への反映がなされていると思います。
ここまでのミニマムにできるのは、デザインに対するこだわりを企業のアイデンティティーにしているアップルか、ギリギリでソニーがゴーサイン出せるかどうか、というところでしょう。

企業のデザインは「ゴーが出るか否か」

デザインというのはラフ段階からモックアップまで無数に作られた上で絞り込まれるので、結局のところ、「美しいデザインを製品化できる」というのは技術的な問題ではなく、「ゴーを出す責任者クラスの人間が、そのデザインを採用する勇気と自信とセンスがあるか」ということです。現場レベルでは恐らくどこのメーカーでも技術とデザインまでは作れるはず。あとは判断。
その辺、プロダクトに対するデザインの認識を改め、デザインチーフに大きな権限を与えたのが日産ですね。一時期CMにもキャスティングされていた中村史郎氏(現常務執行役員チーフ・クリエイティブ・オフィサー)が就任してからは、車両のエクステリアデザインからCMのイメージ戦略まで、首尾一貫してブランディングが統一されるようになりました。性能は考えずに、デザインとプロモーションだけで考えると今は日産が一番ウマいなぁと思います。

話をもどして、

iPod 3rd。ほめてばっかもあれなので、少し。
まず一つ目。デザインは秀逸だけれども、秀逸すぎてなんか匂う。美しくするためにiPodの一つのアイデンティティーである「ポップさ」や「キュートさ」がゼロになってしまった。あまりにスタイリッシュすぎてなんというか、上手い言葉がみつからないが「楽しくない」。
次に、広い意味での使い勝手。僕はイヤホンを良くダメにする。半年か一年でかならずコードが断線する。そのたびにあのリモコン付きイヤホンを買わされるのはかなわん。shuffleのターゲットは必ずしも裕福な人ばかりではないはず。学生さんもたくさんいるはずなので、その辺の人たちは毎日ガシガシ使って、バックにガサゴソと出し入れして、イヤホンも割りと早めにダメになるだろう(僕ほどではないかもだけど)。それなのに、基本機能を本体から分離してしまうのはちょっと問題かな、と。そのうちサードパーティー製が良い解決策を提示してくれるかもだけど、僕は基本的にできるだけ純正派なのでそれもちょっとイヤ。
最後にサイズ。デザインをこれだけ誉めてあれなのだけど、あまりに小さすぎはしないか。日本人にはともかく、手のデカイ外人さんたちはちゃんとスイッチを触れるんだろうか。小さすぎて紛失したり、おしりで踏んで壊したりしないか。そいう意味では色で誘目性を確保することはできると思うので、ポップさを取り戻すためにも早めにカラバリを用意したほうがいい。

というわけで、屁理屈を散々並べた挙句2ndを購入

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した次第。夏の運動時や、ちょっとコンビニ行くときなんかに使おうかと。これならイヤホンダメになっても安めの市販品から選択できるし、大きなコントローラーで安心して操作できる。昔shuffleの1stを使っていた時期があったので大分久しぶりだけど、コントローラーが一緒なのでまったく問題なし。nanoやtouchに比べると音がシャリシャリなのはご愛嬌。なんといってもコンパクトでどこにでもクリップして使えるのがほんとに便利。1stには無かった機能で、1stに一番欲しかった機能がこれだなぁ。昔ならケースに入れてたんだろうけど、今は素っ裸で使いたい気分なので汚れやキズを気にせずにガンガン使おうと思ってます。
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