USBメモリフラッシュを含むフォルダのパスワード保護|Folder Protector

毎日が日曜大工のフジカワです、こんにちは。普段と違うことをすると脳も身体も活性化されていいですね。ただ、指先の水分が木材にもっていかれてカサカサなのが悩みどころです。

USBフラッシュメモリ内でもOK!フォルダへのアクセスをパスワードで保護

恐らく多くの方がお使いのUSBフラッシュメモリ。もちろん僕も使っています。
コンパクトで持ち運びにも便利ですが、それだけに行方不明になりやすい代物です。
データの種類は人それぞれだと思いますが、色んな意味で「他人に見られたらマズい」ケースも多いかと。
というわけで、USBフラッシュメモリを含む特定のフォルダへのアクセスを、
パスワードで保護するフリーウェアを使ってみましょう。

使うのはFolder Protector

この手のフリーウェアは色々とあるようですが、今回使うのはFolder Protectorというフリーアプリ。
・USBフラッシュメモリ等の外部ストレージでも使える
・PC側での設定が必要なく、持ち出し先でもすぐに使える
・シンプルに使えて毎日のストレスにならない
この辺が選定理由。

導入手順

さて、それでは早速使ってみましょう。導入手順というほどのものではありません。

1.ダウンロード

Folder Protector- Lock/Encrypt Folders, Drives, USB
から「Folder-Protector v5.50」をダウンロード。

2.ダウンロードしたファイルをパスワード保護したいフォルダにコピー

ここでは「01」と「02」というフォルダが入っている「SecuredFolder」というフォルダに対してパスワード保護を掛ける、という例で説明していきます。
ダウンロードしたlockdir.exeというファイルを、パスワードで保護したいフォルダにコピーしましょう。
PC上のフォルダでもUSBフラッシュメモリ内のフォルダでもどちらでもOKです。

3.アプリケーションを起動してパスワードを設定

それでは設定です。フォルダにコピーしたlockdir.exeを起動します。
場合によっては警告画面がでるかもしれませんが、そのまま先に進みます。
するとパスワード設定画面がでますので、設定したいパスワードを上下(下は確認用)に入力して「Protect」をクリックしましょう。すると先ほどのフォルダから「01」と「02」というフォルダが消えましたね。
これでフォルダアクセスのパスワード保護化作業は完了です。

じゃ、アクセスしてみましょう

それでは保護化されたフォルダにアクセスしてみましょう。
唯一表示さているlockdir.exeを起動します。
そこに先ほど設定したパスワードを入力します。
ラジオボタンの選択肢で
・Virtual Disk
・Temporary
・Complete
という3つがありますが、それぞれ
1.仮想ディスクにフォルダ内のファイルを表示
2.一時的に当該ディレクトリ(ここでは「SecuredFolder」)にフォルダ内のファイルを表示
3.保護の解除

になります。
1にチェックを入れて「Unprotect」をクリックすると、保護対象のフォルダが別の仮想ドライブ内に表示されます。作業完了後、このウインドウを閉じれば再度フォルダは保護されます。

2にチェックを入れると保護を掛ける前のように、「SecuredFolder」フォルダ内に「01」と「02」フォルダが表示され保護されているファイルにアクセスできるようになり、それと同時にウインドウが開きます。
・「Minimize To Tray」ボタンを押すとウインドウがトレイに最小化されます。
・「Restore Protection」はフォルダに再度保護を掛けます。
・「Cancel Protection」はフォルダの保護を解除します。
・「Minimize to tray automatically」にチェックを入れておくと、今後同様の作業をしたときにウインドウが自動的に最小化されます。
ファイルの追加や編集等作業が完了した後、トレイにある最小化されたアイコンをクリックするとこのウインドウが再表示されます。「Cancel Protection」をクリックしてアクセスの保護を再度有効にしましょう。
アクセスの保護を止めたい場合は「Cancel Protection」ボタンをクリックします。

お勧めの使い方

作業後に仮想ディスクのウインドウを閉じるだけでよいので1の「仮想ディスクにフォルダ内のファイルを表示」がお勧めです。
2の場合、迂闊な僕は少し気をつけないと「Restore Protection」と「Cancel Protection」を混同してしまい保護化を解除してしまいそうだから。また、作業中/作業後に正しい手順でUSBデバイスを終了させなかった場合、フォルダ内のファイルが引き続き表示されたままになることがありました。つまり、一時的に表示させたままの状態が維持され、別のPC等にそのUSBフラッシュメモリを挿した時にも本来保護されているべきファイルが引き続き表示されたままになっているのです。
一方、1だとUSBフラッシュメモリがPCから抜かれた時点で仮想ディスクは消えてしまうのでこの問題は起きません。
そういう意味でも1は心配事も少なく、僕のようなうっかり屋さんにもオススメです。

心に留めておきたいこと

「これで安全!どんなデータもバンバンUSBフラッシュメモリに入れて持ち歩くぜ!」と言う前に。
セキュリティーなんて、やる人がやれば解除できます。世の中に絶対はありません。
本当に気をつけるべき情報は不用意に持ち歩かないのが一番安全という事を忘れないでください。
また、アクセスが保護されていてもデータを紛失しては意味がありません。
他人には見られない分安心ですが、自分も見れなくなることもお忘れなく。
データのコピーは安全なところにバックアップしておきましょう。

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