こうだったら使いたい|電子書籍

iPad miniとか各種AndroidデバイスとかKindoleとかKoboとか、本当にあれこれと電子書籍に最適な端末が出揃ってきましたね。ただ、デジタルデバイスとしてのiPad miniに興味ありますが、今のところ僕は電子書籍としてのそれには興味ありません。とはいえ「こうなったら電子書籍使いたいな」という意見だけはあるので、それだけメモしておきます。
電子書籍業界の皆様、ご検討のほどよろしくお願いいたします。

安くしてよ

業界側としては「保管場所いらないし、端末ひとつで何冊でも持ち運べて利便性高くなってるんだから同じ値段でいけるハズ。むしろ高くてもいいんじゃない」とお考えになるのは分かります。でもやっぱり消費者側としては安くして欲しい。だって現物ないんだもん。音楽だってそうじゃん。iTunesで買ったら安いじゃん。ジャケット無いからちょっと寂しいし、お店でCD買ってワクワクしながらお家に帰るっていうプロセスがない分、安いじゃん。本当に好きなアーティストだったらCDも買うけど、そうじゃない場合は「とりあえず安いデジタルデータで買ってみる」ってなるじゃん。電子書籍だって同じように本の中身がユーザーに届くまでの間に介在するさまざまなコスト要因をまとめてカットできるんだから安くできるはずだよね。だから安くして欲しい。

書籍データは永続性を保証して欲しい

なんか中小のストアから買った電子書籍はそのストアが無くなってしまったら読めなくなるとかっていう話も耳にします。そんなの困ります。自宅が火災や水害に遭ったらのならまだしも(それでも場合によっては保険がある)、サービス提供者側の都合でこちらまで本を読めなくなっちゃうなんでは困り果てます。近所の書店が潰れても、買った本は手元に残るのですから。買った書籍はこちらの落ち度がない限りは永続性を保証してください。

複数のストアを併用できるようにして欲しい

一般の本はコンビニで買ったり、ツタヤで買ったりします。どちらにもなければコーチャンフォー行ったり、amazonで買ったりします。電子書籍も同じくできるんでしょうか?全てのストアで同じ書籍を扱っていれば問題ないけど、それじゃぁストアの差別化が図れません。「ウチはこの人扱ってるぜ!」「ウチは海外モノに強いぜ!」そんな風になってると思われます。それはそれで構いませんが、ユーザーには関係ありません。欲しいものがあるところから欲しいものを買うだけです。囲い込みは勘弁していただきたいところです。囲い込まれた挙句にそのストアが潰れ、買い溜めた電子書籍が全て読めなくなりましたとかなったら目も当てられません。

端末変えても読めるようにして欲しい

Kindle Fire HDを使ってたけど、それが壊れてiPad mini買いました。そしたらそれを息子に取られちゃったのでしょうがないから今度はKindle Paperwhiteを買いました。さて、この流れの中で僕はKindle Fire HDを使っていた時に購入した電子書籍をiPad miniやKindle Paperwhiteでも読めるんでしょうか?本は色褪せたとしてもコンテンツは楽しめますが、デジタルデバイスは代替わりするものですし、壊れるものですから。

付箋やメモ的な機能を充実して欲しい

本の種類によっては付箋をつけたり、ラインを引いたり、メモを書き込んだりしますよね。それを少なくとも同じレベルで電子書籍でも実現して欲しい。たとえば「付箋つけたページの一覧と内容の概要」「ライン引いてる文言の書き出し一覧」「ページ内にフキダシ等でメモを出しつつ、通常の読書時には邪魔にならないように」「それらページへのダイレクト遷移」などなど。それを実現してこその「電子書籍の強み」になると思います。もちろんデバイスを変えてもその辺の情報は引き継いでくださいね。

複数種類のサービス提供方法

「買うほどじゃないけど読みたい」「今だけ読めればいい」みたいなケースもあると思うんです。週刊誌とか漫画とか知らない著者の小説とか。だから3日間限定とか、一週間限定とかそういう売り方もして欲しい。それで面白かったら永久版も買うかもしれないし、自分に向いていなかったら別の著者も試すかもしれない。そんなサービスの提供の方法もあるといいな(もうあるのかもね)。その方が読者の裾野が広がるじゃないですか。「買ってつまんなかったらヤダな」というハードルも下げられるし。あ、「電子書籍にも立ち読みシステム」みたいなのあったかもね。

そんな感じ

今のところあまり興味がないので電子書籍については知識が不足しています。なので上記に上げたようなことはすでに実現されているのかもしれません。それならスグに購入するので誰か教えてください。
つまるところ、「通常の書籍で出来ていることが全てできて、なおかつ電子書籍の新しい強みもあるよ」っていう状態にならないと電子書籍を使う気になれないなぁ、というのが今の気持ちです。

コメントを残してみる

コメント