実験だったり、備忘録だったり、脳外ストレージ。

ホームステイ先の長男坊、カイドン。5歳。
実際はKadenと書いて、「ケイドゥン」と読むのだろうが、
土地独特の訛りで「カイドン」と聞こえる。

オーストラリア訛りの特徴の一つとして、「エイ」の発音が「アイ」に近くなるのである。
例）
数字の8、「エイト」→「アイト」
day、「デイ」→「ダイ」
mate、「メイト」→「マイト」
などとなる。

ちなみに「マイト」は、オーストラリアでは親しい間柄の呼びかけとして便利に使われる。
例）
Good day,mate! 「グダイ、マイッ！」→おいーっす！
See ya,mate!「シーヤー、マイッ！」→んじゃまたな。
Cheers,mate!「チアーズ、マイッ！」→ありがとー

オーストラリアを旅する時にはこの3つだけ覚えておけば、なんとかなる。
日本にいても、話した相手がオージー（オーストラリア人）だと分かったタイミングで
「グダイ、マイッ！」というだけで、ぐっと相手が心を開いてくれる。
「おー、おまえもなかなかオージーだな」みたいな。

話もどしてこのカイドン、超生意気。当時幼稚園児だったのだけど、幼稚園でもガキ大将。
蹴ってくるわ、殴ってくるわで何回か本気でキレた、大人げもなく。
一日中裏庭でのサッカーに付き合わされたこともあったし、
僕が馬になって背中に乗せて部屋中歩き回ったこともあった。

でも、家を出る時にくれた似顔絵と、お別れのときに見せた寂しそうな顔を見たとき、
もっともっと沢山遊んであげれば良かったかな、怒ってごめんねと、ちょっとだけ思った。