去年より上手くいった|餅つき

内田恭子を見るとマン・レイのTearsを思い出すフジカワです、こんにちは。別に似てはいないのですが、なぜか頭に浮かんでしまうのです。フジテレビのアナウンサー、平井理央でも同じ現象がおきます。要はタレ気味の目だったらなんでもいいようです。

餅つき カム アゲイン

さて、今年もこの時期がやってまいりました。
といってもまだ2回目ですが。
餅つきです。
ちなみに昨年は餅つき翌日から数日間、身体は痛いわ、疲れが取れないわでブログを書く気にもならなかったのですが、
今年は割りとエネルギーが残ってるのでメモしておきます。

準備

うちには餅つきセットは一切ありません。
ということで、札幌市内で餅つきセットを貸してくれるところを探すところから始めるのですが、
去年も経験しているので、今年はラクチン。
年末年始は企業や町内会等でも需要が多いので(というか、年末年始だけでしょうが)、
早めに予約しておくのがポイントです。
取りに行く際は石臼が死ぬほど重いので、男性二人は最低条件と思いましょう。

で、次は借りてきたものをセットします。
まずはガスコンロをベースに乗せます。
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次に釜を載せるための台をセット。
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そして、釜のサイズに合うように底のサイズを調整する輪を乗せる。
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はいOK。そしたらもち米を蒸かすための水を沸かず釜を載せます。
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釜に水を入れて、ガスを点火します。ガスは取り扱いに十分気をつけて事前に受ける説明通りに作業を行いましょう。
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今回は米の量が20キロなのでテンポ良く作るために2段で蒸します。
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蒸す時間は米の量や釜の大きさによって異なると思いますが、だいたい1時間くらいを目安にすればよさそうです。
食べてみて米に芯が残ってるようだとまだですね。ここでちゃんとやらないと、恐ろしい餅が出来上がることになるので、焦らず待ちましょう。「自然と暮らす、人以外のものと付き合うというのはそういうことである」と感じることができます。焦ったら負けですよ。

さて、米が十分に蒸しあがったら石臼に移します。
ここで注意ですが、米及び、蒸し布等、ものすごく熱いです。激熱い。油断するとヤケドします。ご注意あれ。
あと、今言うな、という順番ですが、石臼は事前に熱湯を入れて暖めておくのもポイント。石臼が冷たいと米の熱が急激に冷めて硬くなります。そうなるとこの後の作業がものすごく大変になりますので、めんどくさがらずに暖めておきましょう。

さて、いよいよ餅つき的作業開始

というわけで蒸しあがったお米を石臼へ。
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当然ながらまだつぶつぶです。実はこの状態もかなり美味い。最初はかなりの量をつまみ食いすることになると思います。

次の工程が餅つき最大のポイントである「捏ね(こね)」です。
蒸しあがった米をいきなり杵(きね)でつくわけではないんですね。
というか、むしろつく時間より捏ねる時間のほうが長いくらいです。そのくらい重要。
ここで手早く丹念に捏ねることで、粒の残らないマイルドなお餅ができあがります。
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はい、グネグネと。
石臼の周りを回りながら、満遍なくすりつぶすように捏ねていきます。
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だんだん固まりになってるのが分かると思います。
陶芸でいう「絹練り」のような感じです。
って言われてもわかりませんよね。
学生時代に陶芸の授業で飽きるまで絹練りをさせられたので、嫌な記憶が蘇りますが、
それと同じくらい練りまくります。

ある程度カタマリになってきたらいよいよつきますよ、餅つきらしい時間です。
「ある程度」って言われても分からないと思いますが、これはやらなきゃわかりません(笑)。
誰もが最初は失敗するものです。やりながら経験を積んでいきましょう。
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普段使わない筋肉をフル活用です。焦らずに最初はユックリといきましょう。
余談ですが僕は今回、一ヶ月前から毎晩ストレッチをして準備をしてきました。
お陰で去年と違って翌日の筋肉のハリは一切なく、翌日から通常営業が可能でした。
ま、手のマメだけはどうしても避けられませんでしたが。

で、こんな感じで粒がなくなって、ツヤがでたらできあがり。
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上記工程を米がなくなるまで繰り返します。
今回は1回2キロで20キロの米なので全部で10臼。
朝から初めて終わったのが夕方5時くらいでした。一日作業です。
ま、素人だからですけどね。餅つきのプロなら午前中で終わるかもしれません。
餅つきのプロの事は良く分からないので適当にモノ言ってますが。

餅ができたら美味しく加工

さて、出来上がった餅は順次加工に回ります。
予め用意した餡を使ってあんころ餅を作ったり、
型にいれて伸し餅をつくったり、
もちろんお正月の鏡餅もつくります。
これまた素人なのでカタチがいまいちなのはご愛嬌。
それでもお店で買ってくるよりありがたみはずっとありますし、
神様も3割り増しくらいでサービスしてくれるはずだと信じてます。
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これがまた美味いんですよ。
とにかく美味い。
昔はどの家庭でもこういった作業を惜しまず行い、
大地の恵みと無事に一年を終えられることに感謝して、
そうして美味しいお餅をいただいていたのですね。

身体は辛いし、時間は掛かるし、お金も掛かる(餅つきセット一式とお米をあわせると3万円くらい)。
それでもまた来年もやりたくなるなぁ、と思える大切なイベントの一つになりそうです。
日本の風習ですがラブ&ピースです。

コメントいっこ

  1. [...] 週末にやった餅つきのエントリーを昨日スグラボ » 去年より上手くいった|餅つきで掲載したのだけど、けっこう反応がありました。 ですが、写真だけだといまいち伝わらない部分も [...]

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