初めてAppleのサポートに電話してみた「Airmac Express」の件

昨日、久しぶりにユックリ湯船に浸かったフジカワです。風呂はいい。体中の毛穴から、疲れと日々溜まった怨念が浄化されていくのが目に見えるようです。シャワーは毎日入ってますよ、念のため。

やっぱりなんか遅い

Airmac Expressを購入してからしばらく経過。以前のエントリ(「こりゃ便利「AirMac Express」+「Remote」」)でも少し触れたネットワークの遅さに関して驚きの事実が判明。
所用でひさしぶりにBootcampでXPを立ち上げたところ、XP側のブラウザだと有線と遜色ないスピードでブラウジングができてるではないかと。「あれ?」と思ってmac側で立ち上げてみても、やっぱり遅い。今度はParallelsでXPを立ち上げてみると、やっぱり早い。ということはこの遅さの原因はAirmac Express側ではなく、mac側の問題といえる。

いろいろと設定してみる

というわけで色々とググってみて、Airmacに関する各種設定をやってみる。チャンネル変えたり、IPv6を切ってみたり、ソフトリセットしたり…。でもどうにも速度は変わらない。遅い。

というわけで初めてサポートに電話してみる

今回の買い物、Apple Careには入っていない。というか、今まで入ったことが無い。しかし、付随してきた紙切れ(fromヨドバシ)によると購入後90日以内であれば1回だけ電話にてサポートが受けられるとの事。こんなことで電話するのはなんだか悔しいが、かれこれ1週間ほどあれこれやっているのでそろそろ潮時。これ以上苦戦したらApple製品そのものが嫌いになりかねない(ちょっといい過ぎ)。
というわけで電凸レポ後の設定方法備忘録。

色々と試すが、基本的な方法では上手くいかなかった

最初の方で提示された解決方法は僕がネットで調べたのと同じような方法。
・チャンネルを「自動」ではなく、任意の数字を選択。周囲にもAirmacユーザーがいる可能性を考慮し、いくつかのチャンネルで試す。
・IPv6を切る。
・Airmac再起動
・PRAMのクリア(OSがXになってから初めてやった気がする。このコマンドまだあったんだ…)
など。
でもやっぱりこれだと上手くいかなくて、最後の手段としてAirmacのハードリセットからやり直すことに。
先に結論を出すとmacでもwinでも変わらないスピードがでるようになった。
今後忘れんように以下手順を記す。

ハードリセットから設定完了までの手順

0.まずは環境の確認

今の家の中のネットワーク環境をまず始めに。環境によっては以下設定手順は役に立たないこともあります。
・回線はフレッツ
・光回線終端装置→コレガルーター→Airmac Express(ブリッジ)→macbook/iPod touchという流れ。その他有線マシンはコレガから別途。
・ISPはOCN
という状況。

1.Airmac Expressハードリセット

LANケーブルをAirmacから抜き、一度コンセントも抜き差しする。その後本体底面についているリセットボタンを15秒ほど長押し
。オレンジ点滅が早くなります。これでハードリセットは完了。

2.一応mac側のHDチェックも

これは本筋とは関係なさそうだけれど、appleスタッフのススメで念のためHDのチェック。一度システム終了させて起動するときにshiftを押しながら起動する。こんなコマンドあったんだ。スタッフに聞いたところ10.3から実装してる、との事。これ、しばらく時間掛かります(僕は15分ほど)。で、終了後のログイン画面(セーフブート)では立ち上げせずに、一度再起動。そのあと普通に起動、ログインする。

3.Airmac側の設定

・ひとずLANケーブルは抜いたままで、Airmac Expressだけをコンセントに挿す。
・macを立ち上げると、ハードリセットにより今までの設定が全て無くなっているので最初からやり直し。右上の扇マークから初期設定の「Apple Network XXXXXX」(XXXXXX は、ユニーク)を選択し、扇が黒いのを確認。
・Airmacユーティリティーを起動し、画面左のExpressのイラストをダブルクリック→小窓開く
・「ベースステーション」タブ内のAirmac Expressのパスワードを入力
・「ワイヤレス」タブ内のネットワーク名を任意に入力
・同じく「ワイヤレス」タブ内のチャンネルを「自動」から明示的な数字に(これは念のため、らしい)
・同じく「ワイヤレス」タブ内のワイヤレスセキュリティーで「WPA/WPA2パーソナル」を選択し、パスワードを任意に入力(セキュリティー種はご自由に)
・同じく「ワイヤレス」タブ内の「キーチェーンに保存する」にチェックをつける
・窓上部の「インターネット」項目に移動し、ドメイン名を入力。僕のISPはOCNなので「ocn.ne.jp」と入力。
・接続共有を「パブリックIPアドレスを共有」から「切(ブリッジモード)」に変更。これでAirmac側のルーティング機能がOFFに。IPアドレスはブリッジ接続元のルーターで割り振りを行い、Airmacはただ単にそれを無線で通信するだけ。
以上がAirmac側の設定だけれど、「アップデート」はまだしないでおく

4.mac側の設定

・ここで初めてルーターとAirmac ExpressをLANケーブルで接続。
・Airmac Expressの状態が落ち着いたら「アップデート」をクリック。
・これでAirmac Expressのランプが緑になれば設定完了。
・右上の扇から自分で作ったネットワーク名を選んで、設定したパスワードを入力。
これで全ての設定作業完了。

さすがAppleスタッフ

いやー、要した時間は1時間前後。良くも飽きずに付き合ってくれたものです。まぁ、それが仕事なんだろうけど。macやAirmac Expressの再起動待ちなんかの時の沈黙の間なんて、付き合い始めの彼女との電話の沈黙よりも緊張したよ。リビングのAirmac Expressと自分の部屋のmacbook間の移動も、無駄に歩き回って家の大きさを偽装してみたり(笑)。ちょっとした世間話というか、本筋とは関係のない情報なんかも話しさせてもらえたので、とても気持ちよくサポートしてもらえました。
人によっては「サポートの質が良くなかった」なんて声も聞くけれど、僕の担当はアタリだったようです。
Airmac Expressの設定で上手くいかない人、スピード出なくて不満な人、一度お試しあれ。

2個のコメントあるよ

  1. 私なんか、ISPにたらい回しにされましたけど(笑)
    Appleのサポートは当たり外れがありますね、、

  2. >私なんか、ISPにたらい回しにされましたけど(笑)
    ISP?プロバイダーの事ですか?

    Appleのサポートはあたりはずれがあるとも聞いています。
    ま、相手も人間ですから全員が全員同じクオリティーも難しいとは思いますけど(笑)。
    私は運が良かったのかも知れません。

    私はサポート系のところにお電話するとき、向こうにも気持ちよく仕事してもらえるように工夫しています。
    ・事前に聞かれそうな情報は手元に集めておく
    ・怒らない
    ・話を聞く
    ・丁寧に、冷静に話す
    などなど。
    どうせ時間を使うなら無事に問題も解決したいし、
    こちらの対応によっては向こうもちょっとプラスしてお手伝いしてくれるかもなので。
    本来はどんな状況でも120%の力で助けて欲しいところですが、
    実際は人間相手なのでその辺はこちらもできることはしておこうか、と思っています。

    蛇足な話でしたが、次回は良きサポートを受けられるように祈っております(笑)。

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