惜しいといえば惜しかった|利きビール
どうやら9月9日のAppleのイベントでiPod touchの新型がでるのは確定の様子ですね。このために数週間前に手持ちのtouchを手放して次機購入の準備してたフジカワです、こんにちは。ただ、手元に残るnanoとshuffleで事足りる事という事実が判明してしまった事は公然の秘密です。
やっと開催
以前から友人達とやりたいと話していたのですが、昨日我が家に友人達が集まってくれて、やっと開催できました。
そう、利きビール。
いくつかの銘柄のビールを飲んで、それが何かを当てる、という至極単純なルール。
まさに己の味覚と日頃のエンゲル係数が試される、試練の時です。
ルール・競技手順
1.参加者4名、出題者1名
2.今回使ったのは6銘柄(プレモル・スーパードライ・クラシック・淡麗・のどごし生・ドラフトワン)
3.事前の試飲無し(1名のみあり)
4.見えないところで一口カップに注いだビールが1銘柄づつ運ばれる(銘柄を知ってるのは出題者のみ)
5.参加者はそれを飲んで、出題シートにそれと思う銘柄を記入する
6.それを6回繰り返す
7.希望者には確認のためのおかわり制度あり。
7.参加者同士で互いの回答を見比べて喧々諤々
8.衝撃の正解発表
9.歓声と落胆
というステップ
惜しかったけど残念な正解率
結果は僕としては惨敗。6銘柄中、当てられたのは2銘柄。
ちなみに全問正解というツワモノもいました。どんだけ飲んでんの、アンタ。
試飲で僕が予想した銘柄 | 本当の銘柄 | 正解・不正解 | |
---|---|---|---|
1 | サントリー プレミアムモルツ | クラシック | × |
2 | アサヒ スーパードライ | スーパードライ | ○ |
3 | サッポロ クラシック | プレミアムモルツ | × |
4 | キリン 淡麗 | のどごし生 | × |
5 | キリン のどごし生 | 淡麗 | × |
6 | サッポロ ドラフトワン | ドラフトワン | ○ |
プレモルとクラシック、淡麗とのどごし生が互いに入れ違って間違えた。
クラシックはたまに飲むし、のどごし生は先日までダースで家にあったにも関わらずこの味覚オンチ。
ドラフトワンは今回初めて飲みました。
以外に分からなくて面白い
全部わかると思ってたのにこの正解率。ションボリ。
しかも人間らしい「迷い」が生じるところが結構ウケる。
「あれ?待てよ?」
「う~ん、さっきのほうが発泡酒っぽかったかなぁ~」
「でもこっちのほうがフルーティーだしごにょごにょ」
みたいな。
あと、試飲カップが一口分なのもポイント。喉越しで確認するのにガブガブ飲むと、後半ぐでんぐでんになります。
メモも結構ウケる
事前に友人が用意したこの解答用紙が結構良く出来ていて、飲んだ順番に備考のメモを書き記す欄があります。僕のメモにはこんな感じで。
メモ | 正解のビール |
---|---|
プレモル?フルーティー。苦くは無い。ビールっぽい | クラシック |
スーパードライ | スーパードライ |
クラシック。フルーティー。もしかしたらこっちがプレモルかも? | プレミアムモルツ |
たんれい?臭くはないけど、フルーティーさもない。ドライもなし。 | のどごし生 |
その他雑酒。のどごしかドラフトワン。のどごし?アルコール臭い | 淡麗 |
ドラフト?臭くはない。クラシックかも? | ドラフトワン |
スーパードライはすぐわかったらしい(笑)。衝撃的なのがドラフトワンを飲んでクラシックと迷ったという点。そこは迷って欲しくなかったよ、自分…。
あと、銘柄を公表する前に美味しいビールを書く欄もあって、僕は夏はスーパードライ、冬はプレモルを選んでました。まぁ、これについては順当な回答だったようで一安心。
分かったこと
・人は意外と味を把握していない
・個別に飲むとどれも美味いが、「これは美味いっ!」と強く思ったものは、やっぱりビールだったりする
・始める前にビックマウスを連発すると終わってから土下座をするハメになる
・もう一回やりたい
ということ。
別に解答用紙は無くてもできるし、人数が5、6人集まればできるので、簡単なホームパーティーなんかで友人が集まったときにでもやってみたら面白いかもしれませんよー。
北大路魯山人は陶芸家・書家として日本美術史に名前を残している偉人ですが、それとは別の顔、美食家としても知られ、漫画『美味しんぼ』に出てくる海原雄山のモデルとも言われています。
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彼はその美食に関する感覚を誰よりも誇っていて、かの漫画のように常に美味しいものを追求し、それとは逆に自分の舌に合わない味に関しては、個人的味の趣味を許さないほどに罵倒したのです。
そんな彼がある日、親日家で日本古美術の愛好家、スウェーデンのトルエドソン夫妻に食事に招待された。
—————————————————————————————————————–そしてまず彼の席に、北大路魯山人が絶賛してやまない銘柄のビールが運ばれてきたのです。夫妻が彼の為にそのビールを用意してあったことに感激し「このもてなしの心に感謝します」とビールを飲み干した。
と、言うところで夫人が「美味しいですか?」と尋ねたのです。
「えぇこの冷やし具合といい申し分ない。そして何よりもビールはこの銘柄に限ります」と答えた北大路魯山人を見て夫人はニヤニヤと笑い始めたのです。
—————————————————————————————————————–その様子を疑問に思った北大路魯山人はその意味を問いただしたところ「あなたは、ビールの味が判らないようですね」と言い出したのです。
実は、その食卓に出されたビールは瓶こそは北大路魯山人の愛飲する物だったのですが、中身は常日頃馬鹿にしていたメーカーのビールだったのです。
その日からしばらく北大路魯山人は食に関して大人しくなったと言われています。
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