電気使用量を調べてみよう|ワットモニター

また風邪引いたフジカワです、こんにちは。原因は完全に分かっていますが、はずかしいので秘密です。

購入の経緯

ワットモニターの話に入る前に少しだけ購入に至る経緯をば。
降雪地域では建物の屋根からの雪解け水を下水に流すダクト(排水菅)が付いている家が多くあります。
三角屋根(ほっといても雪は落ちていく)ではなく、主に無落雪屋根と呼ばれるフラットに近い屋根の家です。
で、我が家についているそのダクトが冬の寒さでなんと凍結してしまったわけであります。

凍結するとどうなるか

じゃ、そのダクトが凍結するとどうなるか。

1.冬の寒さでダクト内の水が凍結する
2.春が近づくにつれて気温は上昇し、日差しで屋根の上に積もった雪が少しずつ解けていく
3.一方ダクトの中は日が当たらないため、あいかわらず凍結しっぱなし
4.本来ダクトから流れていくはずの屋根上の融雪水が流れていかない
5.流れたいけど、流れられない
6.どんどん水が溜まる一方
7.しょうがないからダクトじゃないところの隙間などから無理やり家屋に侵入してくる
8.雨漏りの完成

恐ろしい。実に恐ろしい。
で、我が家でこれが発生したわけです。

じゃぁ凍結しないようにしよう

この現象を回避するためにはダクト内部を凍結しないようにする必要があります。
その方法の一つに、ダクト内に熱線を入れて、凍結しない温度を常に保つという方法があります。
電気で発熱する熱線(もちろん絶縁処理をしたもの)ををダクトの中に通し、冬の間はずーっとそこに電気を送り続ける。そうすることでダクト内を常に暖めて水が凍結しないようにするのです。なんて素敵。

でもお高いんでしょう?

ただ、この装置の難点は電気代が高い(と思われる事)です。
そりゃそうです、だって簡単に言うと電気ストーブのようなものを冬の間24時間つけっぱなしにするようなもんですもの。人の話を聞くと月に数千円、ひとシーズンで数万円、なんて声も聞こえてきます。ダクトが暖まる程、家計は冷え込みます。
とはいえ雨漏りされては敵いませんので他の選択肢はございません。

でもやっぱり気になる電気代

熱線を設置して稼動を始めたものの、やはり電気代は気になるところ。でも電力会社からの請求は一括でくるのでこの部分にどのくらい電力を消費しているのか個別には分かりません。
というわけでやっとここで今回のお話が始まるわけです。
ワットモニター。
お待たせしたのでもう一回、
ワットモニター。

なんすか、これ。

壁コンセントと商品の電源の間にこれを挟むことで、どのくらいの電力を使っているのかを調べることができる機器です。種類やグレード等でいろいろと種類はあるようですが、この商品では
1.消費電力(W)
2.積算電力量(kWH)
3.積算時間(H)
4.積算電力料金(円)
5.二酸化炭素量(kg)
の5種類の数値を計測できます。

このワットモニターを壁コンセントに挿し、ワットモニターに熱線を挿す。そうすることで熱線に流れた電力量がワットモニターで計測できる、というわけでございます。

こんな感じの結果

商品到着後に早速設置して待つこと数日、出てきた数値としてはこんな感じ。
積算時間:252(時間)
積算電力量:9.34(kWH)
積算電力料金:196(円)
他のデータは今回は不要。
上記データは何を表してるかというと、
「252時間」の使用で「9.34kWH」の電力量を消費したので、この電気料金は「196円」ですよ、という事。
金額算出は各土地の電気会社の単価によるので若干の変動はあります。今回はワットモニターの初期設定値でやりました。
252時間で196円ということは1日(24時間)当たりで約19円ですね。
最も寒いと言われてる時期を過ぎているからというのもありますが、思ったよりも消費電力量は少ないようです。
熱線が一定温度に達したら電源供給をストップするサーモスタットが付いているからかもしれません。

他にも測ってみた

ユーティリティーの空気循環に使ってるファンも測ってみました。
ファン本体にPC用ファンを使ってる、USB電源供給でも動く類の小型扇風機です。これだと
積算時間:33時間49分(時間)
積算電力量:0.09(kWH)
積算電力料金:1.89(円)
となってます。
一日1円コースです。

というわけで

妻の厳しい指導もあって省エネライフがデフォルト仕様の我が家では、ワットモニターを購入して各種計測することで購入費用をペイできるかどうかは微妙であります。が、
「測る→目で見て分かる→改めて意識する」
という経験をすることで「精神論的に我慢しながら節電する」から「効果を具体的な数字で把握しながら節電する」というように変化し、納得できる節電になったかなぁとは思います。
何より楽しいですよ。あれこれ無駄に測ったりして、思ったよりも電力消費が多い家電を発見したりして。
良ければお試しあれ。

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