タカラトミーのせんせいを修理する
さて、先日のエントリー
タカラトミーのせんせい「SR-03」より「S-01」をくらべてみた
で、我が家に2個目のせんせいである「SR-03」が届いたという話を書きました。
が、個人的にはそれよりも「S-01」の方が好みであるという事も書きました。
ならば「S-01」の駄目になったキャンバスを「SR-03」のものと入れ替えれば良いではないか、果たしてそれは可能なのか、という話をこれからしていきます。
結論からいうとできました。
手っ取り早く「出来るのか出来ないのか」気になる方のためにまずは結論から。
出来ました。
はい、それではその作業手順をば。
「S-01」を分解
まず「S-01」の分解からいきましょう。
本体をひっくり返してビスを外します。
サイズは2種類あって、大きいのが12本、小さいのが4本。なくさないように注意しましょう。
ペンを固定する部品は別パーツ。小さいビス4本はこの固定に使っています。
消しゴム代わりのスライダーはこんな構造になってたんだ。意外にシンプルですね。
ではキャンバスシートを剥がしましょう。両面テープで固定されているのでペリペリと。
これは裏蓋。いやー、結構な汚れ。使っているうちに混入したホコリが溜まっています。
なぜか若干濡れており、さらにホコリを寄せ付けます。なんだろう、子供たちの熱い気持ちでしょうか。
「SR-03」を分解
続いて「SR-03」を分解していきます。
先ほどと同じように本体をひっくり返してビスを取り外します。
今回はまさかの2本。コスト削減です。
「SR-03」は裏蓋ではなく表側の緑色のフロントパネルを取り外します。
これでマグネットシートを取り外すことができます。
今回は両面テープではなくセロテープ。
右側と、
左側。
おぉ、周囲全体を両面テープで覆う「S-01」とは違うなぁ。ここにもコスト削減の成果がみてとれます。
シートを比較
サイズも形も同じです。周囲にはさまざまな形の凹凸がありますが、必ずしも2製品で活用されているわけではありません。どうやら複数の型番のせんせいでこのシートを共用しているようです。というわけで、「SR-03」から取り出したシートは「S-01」にも使えそうです。
ついでに清掃
せっかくなので分解したついでに清掃しておきましょう。
消しゴムのマグネットをティッシュで拭いたら真っ黒になりました。
あとは分解した時と逆の手順でそれぞれを組み直して完成です。
写真は撮り忘れました。ごめんなさい。
まとめ
難しい作業ではありません。慣れれば15分、初めてでも30分あれば終わります。
必要な道具はプラスドライバー1本だけなのでお母さんでもできそうです。
といわけで、「S-01」の外装が使える間は「SR-03」を購入して分解、取り出したシートを「S-01」のそれと入れ替えて使うというのが、せんせいを長く快適に使うコツと言えそうです。
わざわざそんなめんどくさい事をする理由は
タカラトミーのせんせい「SR-03」より「S-01」をくらべてみた
をご覧ください。
僕のせんせいへのそこそこ熱い情熱がしたためられています。
タカラトミーへの要望
壊れたらさっさと「S-01」を買い直すのが手っ取り早いのですが「直せるものは直したい」という性格でして。というか、シートだけバラで売ってほしいです。シートを取り出した「SR-03」の外装は結局廃棄しました。今後もこんなことが続くようなら本当にシートだけを買わないとゴミが増える一方です。
せんせい自体は「SR-03」になってから若干安く入手できるようになりました。その結果、壊れた時に新しいせんせいに買い替える気持ちのハードルは下がりました。それはそれで良いことです。しかし個人的には製品品質は落ちたと感じています。
それよりも本体の販売価格は上がっていいから品質を上げて欲しいなと思います。子供達がより楽しく、より安全に、より長い期間お絵描体験を楽しめる、そんな製品にして欲しいです。その上で修理用部品を提供し、破損部位を交換しながら長く愛せる製品にしてくれるとより嬉しいし、時代の要請にも合う形なんじゃないかなぁとも思います。長男も長女も次男も次女も三男も、みんな同じ「せんせい」で遊んで欲しいんだけどなぁ。ま、そんなに子供いませんが。タカラトミーさん、ご検討ください。
「S-01」って今は買えるけど、そのうち「SR-03」だけになっちゃうのかなぁ。
シートだけ買えますよ。
「S-01」の箱に、ハニカムシートやペンの購入先が書いてありました。
タカラトミーのお客様サポートに問い合わせてみられてはいかがでしょうか?
問い合わせてみます。情報ありがとうございました!