Microsoftの新検索エンジン|Bing

会社で「月間ロシア通信」という雑誌を見つけたフジカワです。全28ページで年間購読が17、400円って、情報単価たけー。世界的に元気の無い昨今ですが、エネルギー大国であるロシアの潜在能力はまだまだビジネスでも期待できるのでしょうか?化石燃料から環境エネルギーへの転換が進む現在、彼らがどんなカードを使って外交を行うか注視です。武力カードだけは止めてくださいね。

さて、そんなことは置いといてMicrosoft

Micorosoftが来月から検索エンジンを刷新するそうです。エンジン名は「Bing」。
6月3日までにはグローバル版を世界リリースし、その後ローカル版にコマを進めるとのこと。

どんな感じ?

プレスリリースによると

検索内容の実体をつかみ、その内容の幅を広げたり、検索クエリの意図するものの把握、ドキュメントの要約技術などが含まれるほか、関連する情報を活用した、直感的な意思決定ツールを提供する検索クエリへダイナミックに適応して、新たなユーザーエクスペリエンスモデルを創造する、さまざまな要素がカバーされたコアな検索分野

で数多くの改良点が含まれるとらしい。

わかりませんね。
Microsoftによると、このエンジンは「検索エンジン」とういよりも、「意思決定エンジン」であると評しているそうな。
つまりは、「ただユーザーが探す情報を検索する」だけではなく、「その情報をもって、ユーザーに何かしらの意志を決定させる」と。そこまでユーザーの行動を決定させるような情報を提供しますよという意気込みっぷり。
でも僕が思うに、ユーザーは必ずしも何かしらの意思決定をするためだけに検索エンジンを使うわけではないんじゃないかとおもうんです。「ちょっと気になる情報を頭に入れておきたい」、とか、「誰かが定期的に書いてるブログを追っかける」とか。

まぁ、Googleの2番煎じは意味が無いからなぁ

出てくる情報の種類(検索精度ではなく)という点では今のところ、yahoo!はGoogleと大差ないですよね。一つの情報を調べたいとき、
「Googleで検索してみて見つからなかったら、一応Yahoo!でも調べてみる」
みたいな使い方です、僕は。
それならいっそのこと、検索結果の情報の吐き出し方そのものを変えることで、求める情報の種類によって検索エンジンを使い分けてもらえるようにしたほうが、ある程度のユーザー、というか、使われるシチュエーションの絶対数を確保できそうです。
例えば、「言葉について調べたいときはGoogle」だけど、「週末に出かけたい時の情報はBingで調べた方が検索結果の情報が使いやすい」みたいな。

まぁ、日本国内ではレアエンジン

とはいえMicrosoftのエンジンのシェアは決して高いとはいえませんね。
参考程度ですが、僕が管理している某サイトでは
Yahoo!-62%
Google-27.5%
MSN Serch-2%
となっています。
サイトの性質や読者層によってこれは大きく動くと思うのでなんともいえませんが、
Yahoo!からのアクセスが多いサイト、つまり一般的な方が多く見られるサイトにおいてこのMSN Serchの数値ですから、大きな上下もあまりないと思います。

今後どうするMicorosoft

クラウドサービスがますます拡大している今、一つ前のビジネスモデルであるパッケージ販売を主な収益源にしているMicrosoftは今後どうしていくのでしょうか?もしかしたら数年後にはOSのSaaS化も加速しているかもしれません。パソコン創世記においてハードメーカーとソフトベンダーを結んだMicrosoftが果たした役割は大きいですが、だからと言って今後も安泰とは限りませんし、誰も横暴を許してはくれません。
ま、僕としてはMicrosoftがなくなっても、それほど直接の打撃はありませんが。基本Macユーザーなんで。

あとは

Adobeですね。はやくCreative Suite ファミリーをSaaS提供して欲しい。
そうすれば、無くなりはしないだろうけど、海賊版の減少に繋がると思うんだけどなぁ。

コメントいっこ

  1. [...] に使わないMSNを開いたら、もうBingがリリースされていました。 前のエントリ(Microsoftの新検索エンジン|Bing)の時には、 「6月3日までにはグローバルでリリース」とあったので、てっき [...]

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